海外メーカーの技術者と据付をしたときの英語

2026-09-03

詰まった場面

海外メーカーの技術者と、設備の据付を2時間。通訳なし、英語で直接。

手は動く。相手も分かっている。それなのに、言葉が出てこない。 言いたいことは頭にあるのに、文を組み立てようとすると止まる。

やったこと

  1. 最初は文を作ろうとした。止まった
  2. 途中から単語だけ置くようにした。Level? OK. Not yet.
  3. 現物を指差しながら単語を言う。これで進むようになった
  4. 寸法は口で言わず、紙に書いて見せ合った

分かったこと

文にしないほうが通じる

完全な文を作ろうとすると、そこで会話が止まる。単語を置けば、相手が勝手に補完してくれる。

理由は3つあると思う。

合意を取るコツは「オウム返し」

相手が Shim. と言ったら、こちらも Shim? …Shim, OK. と返す。これで「同じものの話をしている」ことが確認できる。

質問も、Yes / No で答えられる形にしたほうが早い。「どうしますか」より「これでいい?」。

数字は口で言わない

ここが一番あぶない。寸法・トルク値は、紙かスマホに書いて見せ合う。

そしてヨーロッパ圏の相手は、数字の書き方が日本と逆だということ。

書かれ方意味
1,5 mm1.5mm(小数点がカンマ)
1.5001500(桁区切りがピリオド)

1.5と1500を取り違えたら事故になる。 図面やメモに数字が出てきたら、必ず現物と照らす。

発音の癖は、実力不足ではない

聞き取れないとき、自分の英語力のせいだと思っていたが、相手の母語による癖のことが多い。

書いてもらえば一発で分かる。 聞き返すより Write it, please. のほうが速い。

次回の自分へ

まず使う短い言い方

English意味
What's next? / Next?次はどうしますか(Next? だけでも通じる)
Is this OK?これでいいですか
Not yet.まだです
A little more.もう少し
One more time.もう一回
Finished?これで終わり?
Need help?手伝いましょうか
Show me.見せてください
Like this?こんな感じ?
Write it, please.書いてください
Slowly, please.ゆっくり言ってください
Let me check.確認します

そのままでは通じない言葉

普段使っているカタカナ語ほどあぶない。 特に上の6つは、通じないだけでなく別の意味に取られる。

現場で言う✕○ English
コンセントconsentoutlet / socket
※consent は「同意」
ドライバーdriverscrewdriver
※driver は「運転手」
クレームclaimcomplaint
※claim は「請求・主張」
ミスmissmistake / error
※miss は「逃す」
ショート(短絡)shortshort circuit
※short だけだと「短い」
サンダーsanderangle grinder
※sander は紙やすり機
シーケンサsequencerPLC
マグネット(電磁接触器)magnetcontactor
ノギス—caliper
バールbarcrowbar / pry bar
ビスvisscrew
ニッパーnipperwire cutter
ペンチ—pliers
メジャーmeasuretape measure
カッターcutterutility knife
パッキンpackinggasket / seal
ガタ—play / backlash
バリ—burr(取る=deburring)
段取り替え—changeover
立ち上げ—start-up / commissioning
手直し—rework
チョコ停—minor stoppage
ヒヤリハット—near miss

迷ったときの逃げ道

What do you call this?(これ何て言う?)

その物を指差して聞けばいい。 一度聞けば、その日ずっと使える。単語を全部覚えるより、この一言のほうが実戦的だった。


次に据付があったら、詰まった言葉をその場でメモしておく。この表に足していく。

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